歯ブラシをしたときに歯が痛い！？

2021.12.06

みなさん、こんにちは！！
戸塚駅の歯医者　西島デンタルクリニックです。

歯ブラシをしたときに歯が痛いという経験はありますでしょうか？
来院される患者様でそういう方が結構いらっしゃるので、今回は考えられる原因と対処方法をお伝えしてみたいと思います。

まず原因ですが、いくつか考えられます。
１：知覚過敏になっている
２：歯に虫歯ができている
３：歯ブラシが歯ではなく、歯茎にあたっており歯に痛みが出ていると錯覚してしまっている

以上が考えられます。
それぞれをもう少し深くお話ししてみます。

１：知覚過敏になっている
　　これは歯の表面にあるエナメル質が欠けたり、削れたりして内面の柔らかい組織である象牙質が見えている場合や、歯茎が下がってしまっている場合におきます。
　　この状態で歯ブラシが当たると痛みを伴うことがあります。また、歯ブラシだけでなく、冷たいものや温かいものでしみたり痛みを伴うことが多いです。
　　知覚過敏の対処方法はまずは原因を取り除くことです。知覚過敏の原因は色々ありますが、主には歯磨きの際に適正な位置や力でブラッシング出来てないこと、食いしばりや歯軋りによ過度な負担がかかっているなどがあります。
ブラッシングに関しては正しく行えるよう、歯科医院で歯科衛生士さんに正しい歯磨きの仕方や、歯ブラシの選び方を教えてもらうのが良いと思います。
食いしばりや歯軋りをしている様であれば、噛み合わせの治療も必要な可能性もありますし、ナイトガードといって就寝時につけるマウスピースを製作し、装着するのも有効です。

症状に対する対応は、歯科医院での知覚過敏用の薬剤の塗布や、表面をコーティングするといった処置を行うのが一般的です。
また、ご自身でも知覚過敏用の歯磨剤を使用するといった対処方法もあると思います。

症状がひどい場合ですと、抜髄といって神経を取る処置を行うこともあるかもしれません。
基本的にはそこまですることはほぼないとは思いますが。。。よっぽどひどい場合や、上記に挙げた処置をしても改善が見られない場合はあるかもしれません。

２：歯に虫歯ができている
　　これは歯の中や、表面に虫歯ができて穴が開いていたりすると歯ブラシの刺激によって痛みを伴うことがあります。

対処としては虫歯の除去一択になると思います。放置していても悪くなることはあっても、よくなることは絶対にありませんので早急な対応が必要になります。
たまに、ずっと痛みあったけど最近は痛くないという方がおられますが、その場合はすでに神経が死んでいることがあります。神経が死んでしまうと痛みを感じなくなりますので治ったと思ってしましますが、なかではどんどん進行して行っていますので、手遅れになる前に歯科医院への受診をお願い致します。

３：歯ブラシが歯ではなく、歯茎にあたっており歯に痛みが出ていると錯覚してしまっている

　　これは歯科医院で歯と歯茎の間のところをよく磨くようにと言われ、一生懸命歯ブラシをしていただいている方に起こることです。
　　一生懸命磨いていただいているのですが、歯ブラシを当てる圧が強かったり、歯茎に当てすぎてしまっていると歯茎に傷がつき、痛みを伴うことがありますので注意が必要です。

いずれにしても、歯ブラシをして痛みが感じる場合はなるべく早めに歯科医院への受診をオススメします。また、定期的なメインテナンスはとても大切になりますので受診が遠ざかってしまっている方もメインテナンスへ行かれることをオススメします。

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