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虫歯の種類、そして進行してしまうと

みなさんこんにちは。戸塚駅の歯医者の西島デンタルクリニックです。
本日は虫歯の種類についてお話ししたいと思います。
まず虫歯の種類を説明する前に簡単に歯の構造について説明致します。
歯の構造は外側からエナメル質、象牙質、歯髄(歯の神経)の3層構造になっています。

エナメル質:歯の一番外側にある薄い層で非常に硬い組織です。(体の中で最も硬く、骨よりも硬いです)口の中で目にに見えている白い部分は基本的には全てエナメル質です。
象牙質
:エナメル質の内側にある歯の大部分を占める層です。黄色っぽく見えますが、通常は口の中には露出していないところです。しかし、たまに露出してしまっている人もいます。しみるなどの知覚過敏を訴えている人の原因です。エナメル質に比べると柔らかいです。
歯髄:歯の一番内側にあります。ズキズキ痛いや神経を取るや、根の治療をしましょうというのはここの部分にまで虫歯が進行してしまっている状態です。歯髄はエナメル質や、象牙質のような硬組織ではなく神経と血管が通っています。

いよいよ虫歯の種類についてお話ししようと思います。
虫歯の種類は4段階あります。
1:エナメル質の虫歯
  

エナメル質にのみに虫歯がある状態。エナメル質は硬いので虫歯の進行は比較的ゆっくりです。この段階では基本的に痛みを感じません。

2:象牙質の虫歯

エナメル質を越え、象牙質まで進行した状態。象牙質は柔らかいので進行は速く、広がりやすいです。外から見ても実際は中で広がっている事が多いです。痛みがない事がほとんどですが、大きくなってきているとしみたりなどの症状が出てきます。

3:虫歯が歯髄まで到達している状態

虫歯がかなり進行して歯髄まで到達している状態です。
この状態になると何もしなくてもズキズキ痛い、冷たいもの、温かいものや甘いものでしみるなどの症状があります。
ズキズキとした痛みが出てくると痛み止めを飲んでも効かない人が殆どです。

4:根の先まで進行している状態


さらに虫歯が進行して根の先から細菌が外に出てしまっている状態です。細菌が顎の骨を溶かしてしまっています。
この状態では痛みがない事がほとんどです。この状態で痛みがある場合は中で細菌感染により強く炎症を起こしてしまっている状態です。顔が腫れたり、歯茎が腫れたりする事もあります。
重症化すると入院が必要になることもあります。

以上が虫歯の種類になります。虫歯になっても治すことはできる事がほとんどですが、元通りには戻りません。かわりとなるもので補っている状態です。なるべく虫歯にならないように、または早期に発見し、大事な歯を長く健康に保てるように定期的なメインテナンスを受けることをお勧め致します。

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