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なんで治療したのにまた虫歯になるの?

みなさんこんにちは。戸塚駅の歯医者の西島デンタルクリニックです。
皆さんの中に何で治療したのにまた虫歯になるんだろう?しっかり歯ブラシしているはずなのに治療した歯が虫歯になるのは何でだろう?と思っている人がいると思います。
今日はその理由についてお話ししたいと思います。

毎日治療していて、やり直しの殆どが銀歯の詰められている歯がほとんどです。
その大きな理由は銀歯の材質に問題があります。(歯と歯の間から銀歯のサビが起こる、噛む力で金属が変形して隙間ができるの2大要素があります。)
銀歯というのは銀100%ではなく、色々な金属を混ぜ合わせしてできた合金です。(銀が50%、パラジウム20%、金12%、銅20%の合金です。メーカーにより様々な金属が含まれています。)
なので安定性が悪いです。かつ、お口の中は常に唾液で濡れている状態ですので金属の腐食、劣化が起こりやすい環境にあります。そうすると、銀歯の表面がざらついてきてしまい、食べかすがつきやすく細菌が繁殖しやすくなります。また、歯の側面は磨けていても歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシでお掃除しないと汚れが取れません。汚れが常に溜まっていると銀歯の縁が錆びてきます。錆びてくるとそこから虫歯になりやすいです。また、長期間体に入っていると金属が溶け出してきて歯肉が黒くなる、メタルタトゥーと呼ばれる現象や、金属アレルギーを起こすリスクもあります。
また、人は毎日40〜70kgの力で1800回くらい噛みます。そうすると金属はたわんでしまい、端の部分から隙間が出来やすく、合いが悪くなってきます。
そうするとそこの部分に汚れがたまりやすくなり、新たな虫歯が出来てきます。そして金属はレントゲンでは真っ白に写ってしまうので中が虫歯になっているかが分かりにくく、気づいたときにはかなり大きくなっている事も多いです。
特に患者さん自身が滲みる、痛いなどの自覚があったときには虫歯が神経の近くまできている時やすでに神経まで到達している時があります。
ですので、なるべく再治療しないためには劣化しにくい素材のものを選択するのがベストと考えます。
劣化しにくく、虫歯になりにくいものとしてはセラミックかゴールド(金歯)があります。(保険診療ではカバーされておりませんので費用は保険外での請求になります)
もちろん虫歯にならない様にするのが一番いいと思いますので、定期検診でプロフェッショナルケアを受けることをお勧め致します。

補足ですが、日本では健康保険で銀歯は認められていますが、ドイツでは禁止されています。さらにスウェーデンでは妊婦と小児に対しては完全に禁止されています。世界的にも銀歯はなくなっていく方向になっていると思います。日本ではなかなか難しいと思いますが。。。

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