歯周病で大事になるバイオフィルムって知ってますか？

2022.02.09

みなさんこんにちは！！

戸塚駅の歯医者、西島デンタルクリニックです。

みなさんは「歯垢」「歯石」「バイオフィルム」という言葉をご存知でしょうか？また、それぞれの違いについてご存じでしょうか？

「歯垢」とは、食後８時間程度でできる微生物の塊のことです。いわゆるプラークと言われるものです。食べかすを栄養源としているのがお口の中にいる細菌です。（虫歯菌や歯周病菌）

 

「バイオフィルム」とは歯垢が口腔内に長時間留まって膜のようになったものです。これができることにより、細菌たちは外からの抗生剤や殺菌剤から守られています。

ですので、これを放置しておくと細菌はどんどん増殖し、活動が活発になります。

歯垢は食後の歯みがきで取り除くことができますが、バイオフィルムの状態になると、歯科医院のクリーニングでないと取り除くのが難しくなります。

「歯石」とは、歯垢が唾液中に含まれるカルシウムやリンと反応して石灰化してできたものです。歯垢が歯石になってしまうと、日頃の歯みがきだけでは絶対に取り除くことはできません。

歯科医院での歯のクリーニングを受ける必要があります。

バイオフィルムや歯石がつくと、専門的なクリーニングが必要となりますので、毎日の口腔ケアで歯垢をきれいに取り除いて、汚れを残さないことが大切です。

それでも100％磨き残しを無くすことは難しいので定期的なメインテナンスを受けられることをオススメします。

バイオフィルムに関しては目に見えないのでしっかりと染め出しをして落としてあげるのが大切です。歯周ポケットの中に溜まっているバイオフィルムは中々落とすのが大変ですので、綺麗に簡単に落とす方法としてエアフローを使用してケアしてあげるのもオススメとなっております。

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