インプラントを入れるとMRIは撮れないの？

2021.12.02

みなさん、こんにちは！！戸塚駅にあります歯科医院の西島デンタルクリニックです。

よく患者様から質問があることの一つに、インプラントを入れたあとにMRIは撮れなくなるんですか？と良く聞かれますのでお答えしたいと思います。
結論からお話ししますと、MRIはほとんどのケースで撮ることが可能です！！

なぜならば、インプラントはチタン製であることが関係しています。

MRI検査で、画像の歪みなどにより診断の妨げになったり、金属が発熱したりするのは、体内金属の中でも磁力を発生させるものです。

歯科用インプラントは、

チタン
チタン合金

でできているので、磁力がなく、こういった問題が起きません。

お口の中には金属のつめ物や被せ物が入っていると思いますが、これらも磁力がないのでMRI検査への影響はあまりないと言われています。
しかし、MRIの画像では金属はハレーションと言って、金属の近くがうまく見えなくなることはあります。それによって診断に不利になることが可能性としてはありますが、ほとんどの場合はおきないことなのでそこまで心配されなくても良いかなと思います。

また、ほとんどのケースと言いましたが、注意が必要なのは磁石を併用して治療している場合や歯科以外の部分にインプラントをしている場合は注意してください。

歯科以外のインプラントというのは歯科用インプラントではなく医療用インプラントのことを言います。例えば人工関節などにも使われていることがありますので、そう言った場合は主治医の先生に確認をしていただくのが良いと思います。

歯科に関係している部分は磁石を併用している場合になります。
例えば、インプラントを２〜４本埋入し、インプラントに磁石をつけて入れ歯のタイプの形にしている場合は磁石が入ってますので注意が必要です。
もちろん磁石は取り外しができるので、MRIの撮影前に外し、撮影後に再度装着を行えば、問題ありません。

ですので、ほとんど場合には問題なく撮影が可能です。

もし、撮影できなくなったら困るからと悩んでいる方いましたら参考にしていただければと存じます。
インプラントを入れることにより、より快適な食生活がおくれる様になると思いますので、悩まれている様でしたら担当の先生ともう一度相談してみてください。

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